今回はパーマ剤の基礎知識的な内容になります。(専門的すぎてわからなかったらごめんなさい)

Q.パーマを強くしっかりかけるというのは、強い薬剤を使うという意味でしょうか?強くかけるときは傷むのは仕方ないのでしょうか?

A.強くかけるという意味のほとんどがロッドの径を細くしたり、回転数を増やす事を”強くかける”といいます。ですので、薬剤の威力を強くする意味ではありません。

髪の状態が健康なら強い薬剤が必要ではありますが、少しでも痛みを感じる時に強いお薬をかけるとダメージを進行させてしまいます。

カラー、パーマ、縮毛矯正の施術時に髪質に合わせた薬剤選定をしないと、髪に必要以上負担をかけてしまいます。パーマ剤の威力強さはアルカリの強さを表します。

そこで今日は各パーマ剤の威力強さの説明とご紹介をします。基本的にはパーマと縮毛矯正の薬剤の仕組み(成分)は同じです。

  1. チオグリコール酸(略チオ)
  2. システィン(シス
  3. システアミン(アルカリタイプ~中性、酸性タイプまで、略してシスアミ
  4. チオグリコール酸グリセル(中性~酸性タイプ、GMTと呼ぶ方が多い)
  5. ラクトンチオール(酸性タイプ、別名スピエラ

ざっとこんな感じです。1がアルカリが強く2、3、4、5(スピエラは酸性)に行くにつれて弱くなる。(薬剤によります)シスアミ自体の薬液は健康毛に対してはダメージが少なくやさしくかかります。しかし、シスアミもいろいろな種類があります。チオが少し入っていたり、シスが少し入ってるものもあり、アルカリが強かったりつまり使い方によってはダメージの原因に)5、6のGMTやスピエラは酸性でも髪に反応し、タンパク質の流出も少なく、髪に悪影響を与えにくい。

かといって健康な髪なら健康な髪ほど、アルカリの強い薬剤でないと、パーマがかからないですし、もしくはすぐ落ちやすくなります。

髪質別薬剤選定目安
  1. チオグリコール酸→健康毛
  2. システィン→微ダメージ毛でしっとりとした質感にしたい
  3. システアミン→ローダメージ毛にしっかりかけたい
  4. GMT→ダメージ毛で、これ以上ダメージを進行したくないが、しっかりかけたい
  5. スピエラ→ハイダメージ毛で、これ以上ダメージを進行したくないが、しっかりかけたい

 

このように使い分けないといけません。この判断が少しでも誤ると
  • 髪が傷む
  • 髪がスゴく傷む
  • パーマが思ったより緩くなる
  • パーマが早く落ちる
  • パーマが全くかからない

 

このような結果になってしまいます。しかもその見極めは本当に難しいのです(^_^;)

 

しっかりかけたいから強い薬剤を使用する

パーマを強くかけたいから強い薬剤を使用する
それは大きな間違いです
ではしっかりかけたいときどうするべきか?
強くかけるときはどうするべきか?
それについてはまた後程記事でとりあげますが、

髪のダメージ具合は大きく分けて6段階として、そのダメージ度合いで薬剤を変えてます。

強すぎてもダメ、弱すぎてもダメです。髪質に合った、丁度良い強さの薬剤の選択がダメージを最小限に抑えてパーマをかけることができます。

ここまではパーマの1剤のお話です。
ではここからはパーマの2剤のお話です。

 

パーマの2剤は
  1. 臭素酸塩(別名 ブロム酸)10~20分放置
  2. 過酸化水素水(略して過水。ヘアカラーで使用するものと違い、パーマ専用)放置時間5分まで

臭素酸塩は少しづつカールが定着するので、放置時間でカールの強さを調節できます。

過酸化水素水は放置時間が短く済む。ふわっとした仕上がりができるのが特徴。

2剤による髪の痛みは置き過ぎなければ、ほとんど回避できます。

なので本当に1剤の選択が大事です。

 

ちょっと質問から大分それてしまいましたが、強くかけたい時はロッドを細くしましょう。そして持ちをよくしたいときは2剤前に1剤をしっかり流してもらいましょう。