今回の記事も質問コーナーです。

Q1市販のシャンプーで何を使ったら良いのか。美容室のシャンプーだと、どうしても高価格になってしまうので、良いものがあるようなら教えて下さい。

A まずはじめに「成分」のお話をしたいと思います。この知識があれば、市販品、サロン専売品に関わらずシャンプー全般に対する選択基準をひとつ増やすことができます。
市販品でもサロン専売品でもどちらでもいいです。シャンプーボトル裏面に記載されている全成分に目を通してください。
そのシャンプーには「ラウレル」「ラウレス」これら2つのキーワードのうちのどちらかは入っていますか?(例:ラウレス硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、等)

美容師の意見としては、これらの原料が入っていないシャンプーをお勧めします。

これらは石油由来の界面活性剤で、毛髪にも頭皮にも、一般で考えられている以上に生体への刺激が強い物質です。
しかし残念ながら、市販品のシャンプーはこれらの物質が入っていない製品が極端に少ないのが現状です。原料が大変安価で低コスト大量生産に向くため、頻繁に使用されているのです。
頭皮や髪が丈夫な方なら、特に問題は起こらない場合も多いですから、費用対効果で選択することもあるかと思います。ですが「特にお勧めできない方々」がいらっしゃることも事実です。
・アレルギー体質をお持ちの方
・乾燥肌タイプの方
以上に該当する方には、美容師の立場としてはやはりお勧めできません。石油系シャンプーはどうしても刺激が強すぎるので、大小様々な皮膚トラブルが起こる可能性があるからです。
アレルギー体質の方にお勧めできない理由は、当然ながら皮膚に様々なアレルギー反応が起こるためです。
それでも、重いアレルギー反応が出る方ならば、ほとんどの場合すぐに原因物質を特定、対策を打ち、使用を中止する流れになるかと思います。注意したいのはむしろ「ごく軽いアレルギー体質の方」でしょう。アレルギー反応の症状が軽いため、使用を中止する機会になかなか恵まれないことが多いからです。
不快な状態だが原因不明であるため、仕方なく諦めている…というケースも多くあります。
シャンプーに対する軽いアレルギー反応でよくあるのが「フケや痒み」です。フケや痒みの原因は複数ありますが、このケースに該当する場合は、シャンプーを変えると、問題が解決する可能性が高いです。
乾燥肌タイプの方にお勧めできない理由は、石油系界面活性剤の「洗浄力の強さ」です。
乾燥肌タイプの方は、普通肌タイプの方と比べて、皮脂の分泌量が少ないことが多く、そのような方がラウリル、ラウレス系のシャンプーで洗浄すると、頭皮のバリアの役目を果たす皮脂まで落としてしまい、頭皮の潤いが逃げやすい状態になってしまいます。この場合も、乾燥からのフケや痒みにつながることが少なくありません。
市販品シャンプーには「しっとり」「サラサラ」などのうたい文句がありますが、あれは毛髪への効果を表していますので、しっとりタイプを使用しても頭皮が潤うわけではありません。
乾燥肌タイプの方は、できるだけ洗浄力のやさしい製品を選ぶといいでしょう。

質問では「良い市販品があったら教えてほしい」とのことでしたが、あなたの頭皮や髪の毛が丈夫で、かつ、頭皮がオイリータイプの方でしたら、市販品のシャンプーで差し支えないと思います。
※しかし、乾燥肌が進行すると防御反応としてオイリー肌に傾く場合もありますので注意が必要です。

Q2 (つづき)シャンプー、トリートメントどちらが大切ですか?どっちに拘った方が良いですか?

A 市販品のトリートメントでも髪を傷ませる成分が入っていないので、シャンプーに比べて安全ですので、シャンプーに拘りましょう。成分に「ラウレル」「ラウレス」が入ってるシャンプーは髪も傷ませます。

頭皮の皮脂分泌量と洗浄力のバランスでシャンプーを選びましょう。