こんばんは、これから毎日1週間、髪の癖で悩むお客様向けに、縮毛矯正をテーマに書いていきたいと思います。
『縮毛矯正とは何か?』お分かりだとは思いますが、念のためにおさらいで簡単に説明いたします。
縮毛矯正とはストレートパーマ1剤の水洗後、ストレートアイロンを熱処理でクセを真っ直ぐに矯正させる作業工程のある技術です。
では、本題に入ります。縮毛矯正をかけて真っ直ぐには成りましたが、だんだんと毛先がうねり、ひどい時は1か月後にはパサパサになってしまった経験などございませんか?
ずっと縮毛矯正をかけ続けているお客様なら多くは経験をしたことがあると思います。今日はこの原因についてお話しいたします。
原因① 軟化不足
1剤の放置時間の見極めが甘く、髪を完全に変形出来なかった事が原因
原因② 還元不足
- ダメージ毛に1剤塗布をし、ダメージが進みそうだったので、早めに1剤を水洗した。
- ダメージを考慮し、還元力の低い薬剤を塗布したため、ストレートに形成を出来なかった
上記この場合は、仕上がりの段階から、もうストレート感が甘く、日数がたってだんだんとウネリが出ていきます。(ウェーブバックと言います)
ウェーブバック例
毛先の茶色い髪の部分がウェーブバックです。
しかし、この2点だけではありません。
原因③ 2剤の塗布をおごった(驕った)ことによるミス
「アイロンで熱酸化してるから、2剤は軽く付けて5分でOK。」という情報が広まってしまったせいもあり、塗布ムラ、放置時間が短い。これも原因に考えられます。
しかし、縮毛矯正の2剤の過酸化水素クリームはダメージ毛の場合(特にアルカリ性の1剤を使用した場合)5分以上置くとダメージが進行してしまいます。(イメージです)
そこで放置時間をのばしたり、ダメージ毛であれば過酸化水素ではなくブロム酸の2剤で15分ほど置けば良いと思います。
以上がモチの悪さにつながる原因です。
いかがでしょうか?
お客様向けにこのブログを書いているのですが、これではいかにも美容師向けに縮毛矯正のモチをよくさせる方法を書いてしまったみたいな結果になってしまいました(^_^;)
でもあえて書きました。ストレートにならなかった時「なぜ上手くいかなかったのだろう?」と腑に落ちない気持ちになると思います。
原因の解らない失敗ほど気分が治まらないものはないと思います。
そんなときにこの記事をタマタマ読んでもらえて、スッキリしたり、希望が生まれてくれれば良いと思ってます。
カリスマでは、毛髪の知識をお客様と共有できることを目指し、心がけてます。
それと同時に「熊谷で縮毛矯正といえば、カリスマ」と思ってもらえるように目指します。
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