カット技法の中でチョップカットというものがあります。
今日はそれについてのお話です。

皆さんは自分で前髪を切るとき、どのようにしてカットしていますか?
様々な切り方があるかと思いますが、当店にいらっしゃるお客様の中で「自分で前髪を切っている」とおっしゃる方がよくされているやり方があります。ピンときた方はいますか?
そう、毛に対してハサミの刃を平行に入れるやり方です。

これはチョップカットといい、ギザギザに長短をつけるカット法です。
チョップカットはストロークカット※1と比べ、テクニックがそこまで難しくありません。
※1以下記事参照

不揃いにするためのカットならチョップカットとスキバサミが一番簡単でしょう。

でも、実は殆どの人はハサミを縦ではなく斜めに入れてしまっています。
大雑把なイメージ図で表すと、以下のようになります。

斜めにハサミを入れた時のイメージ
このような、ぶつ切りの状態になります

もちろん、この方法も間違ってはいませんし、むしろ一般的でしょう。
しかし、直毛の方ならぶつ切りのカットラインはぼかせますが、以前の記事でもお話したように、癖毛の人にはスキバサミを使いすぎると毛が暴れてしまう場合があります。

なので、僕はスキバサミではなく、タテにハサミを入れるチョップカットを行っています。
イメージで表すと、以下のような感じです。

タテにハサミを入れた時のイメージ
このような切り口になります

スキバサミとは違いぶつ切り感はなく、とても細かい不揃い感が出ます。でも見た目は自然で、なおかつ設定したカットラインが残ります。そのため、とてもよくなじみます。

また、このように縦にハサミを入れるときは、狙った量になるまで何度も何度も丁寧に繰り返し、まんべんなくなじむよう入れていきます。何度ハサミを入れても縦に入れれば長さ(カットライン)は変わりませんので、カットラインが短くなっていくという危険はありません。

このようにチョップカットは奥が深く色々な考え方や技法があります。